広報活動

フォトコンテスト

第19回 みえの農村風景写真コンテスト入賞作品

 みえの農村にスポットをあてた写真を募集して、農業・農村に対する関心を高めていただき、さらに広報冊子、その他の広報資料にこの写真を活用する事を目的とした写真コンテス卜を実施しました。

 48点の力作が寄せられ、令和5年2月10日に6名の審査委員による厳正な審査の結果、最優秀賞1点、優秀賞2点、特別賞4点、伊勢新聞社賞1点が選ばれました。

最優秀賞

「うれしいなぁ」(いなべ市) 伊藤孝司

田植機を運転するおじいちゃんとそのわきでポーズをとるお孫ちゃんたちでしょうか。田植え作業を一緒にできたことはおじいさんにとっても、子どもにとってもうれしいことだったことが顔の表清から読み取れます。農作業が世代を超えたふれあいの時間になる農村ならではのすばらしさを表しています。

優秀賞

「陽春の候」(度会郡南伊勢町泉) 浜口正雄

応募作品の中で、桜の写真作品はいくつかありましたが、桜と田んぼ、トラクターでの耕連作業の風景が揃ったことでより農村らしさが伝わり、作品としての独自性があります。桜の花びらを大きく映すことで桜の美しさを表現しつつ、花びらの隙間に人物を入れることで情緒的な雰囲気が出ています。

「想い出のソバ畑」(いなべ市) 茶山昌子

ほぼ雲がない青空と畑一面に咲くソバの花。「青」と「白」の対照的な色の鮮やかさが作品に力強さをあたえています。その間を走る黄色が特徴的な北勢線の列車を小さく入れることで作品として趣が出ています。

特別賞

「お田植え祭」(鈴鹿市椿大神社) 中村昭夫

五穀豊穣を願う御田植祭。ー文字笠をかぶり一列に田植えをする姿をとらえた作品。ほぼ全員が同じ姿勢をとっている瞬間をとらえ、連続写真のようなユニークな作品となっています。

「楽しい散歩」(津市一志町とことめの里) 山ロ一朗

あたり一面満開に咲くコスモスの花。赤やピンクのコスモスの花が光の当たり具合によってグラデーションがかかったように見え、芸術的です。家族と犬が仲よさそうに一緒になって散歩しているのも素敵です。

「小さな助っ人」(度会町坂井) 中北幸宏

代かき作業で田んぼを走るトラクターと水田に現れたアイガモ。アイガモには除草や駆虫効果があるようですね。被写体を斜めから撮影することでトラクターとアイガモが同じ目的地に向かっているように見え、協力し合っているような一体感が出ています。

「生きる喜び」(伊勢市大野木) 中林和男

土で汚れた白い長靴と日焼けした顔から日々農作業に奮闘されるのが分かります。やりきった充実感が出ている顔の表情から、農業が生きがいになっているのでしょう。人物を写真一杯に大きく映すことでより表情が伝わります。

伊勢新聞社賞

「稔りの笑顔」(志摩市大王町波切) 出口芳男

さわやかな笑顔の女性と背後に稲刈りをする男性とのシンメトリーな構図がユニーク。稲の色鮮やかさをより強調する日光は女性心のさわやかな笑顔も輝かせています。女性がかぶっている麦わら帽子も田んぼの風景にマッチし、女性の笑顔を引き立てています。